省エネ運転のススメ1

効率的なエアコンの運転

ECO

【省エネ運転の勧め】

エアコンを環境に配慮した省エネルギー運転で使用するための手法を紹介します。エアコンの消費電力を低減させるためには、コンプレッサーが運転しないように制御することが重要です。

【温度設定】

エアコンの温度設定は、その消費電力に大きな影響を及ぼします。 冬場の暖房は22℃~23℃、夏場の冷房は26℃~27℃にすることで、コンプレッサーの運転時間を短くし、エアコンの消費電力を大きく抑えることができます。 エアコンの温度設定による消費電力の変動は室内・室外の空気温度環境によりますが、温度設定を1℃調節することで一割程度変動すると言われています。 例えば、行政機関や電力会社などでは夏場は冷房を28℃設定に、冬は暖房を20℃設定にして業務を行うことで省エネを励行しています。

【自動運転】

ファン風量を自動運転にすることで、エアコン室内機に内蔵されている室温検知センサーが有効活用されることになります。 風量を自動運転にすることによって、室温が設定値に近づいたら微風運転に切り替わったり、コンプレッサーを止めたりすることができます。 外気が室内に近い温度の場合、コンプレッサーの停止時間が長くなるために消費電力が低減され、大幅な省エネとなります。 エアコンの自動運転は高性能ですので、手動風量調整では設定により段階的にファンを強制運転するため、室温が設定温度になっても運転を弱めません。 ですので手動で風量設定していた場合、室温が適温まで調整されたとしても常に設定風量でファンを回し続けます。 快適温度になってもコンプレッサーが運転してしまい、エネルギーを無駄にしてしまうこともありますので、風量を自動設定にしておくことをお勧めします。

【風向板の向き】

暖気は部屋の上部へ、寒気は下部へ溜まる性質があります。 よって、暖房運転の場合は風向板を下向きに、冷房の場合は風向板を上向き、水平に向けることで部屋全体がまんべんなく調整され、快適な部屋環境を作ることができます。